2013年5月18日土曜日

ice wall

ザイルは切れたんだよ!

ここ数日、とある小説に夢中になっていました。井上靖作「氷壁」です。
何故この作品かというと、地元に少し縁がある作家であったからです。前回のGWに帰省した時、ふと時間を持て余したので地元に縁のある人物が書いたものを読んでみようと思ったのがきっかけで、関東に戻ってきた後も続きが気になっていました。
近場の図書館にて本を見つけ出しました。大活字だったので上中下と分かれており、結構重かった。
で、昨日下を借りてきて332ページを一気に読み終えてしまった。


内容は登山家の魚津恭太と小坂乙彦の二人が登攀中、登山家の命綱のナイロンザイルが切れ小坂が墜落死してしまいます。果たしてザイルは切れたのか切られたのか・・・といった感じです。
これは実際にあったナイロンザイル事件を基にした恋愛小説です。・・・恋愛小説?そうです、実は恋愛小説だったんです。
細かいことを書くとあれなんですが、小坂は生前に大きな恋をしていてその相手が八代美那子でした。その美那子は細君でる身でありながら、一夜の過ちによって小坂に言い寄られるようになりました。しかしそれはいけないと魚津に説得され、美那子のことを諦めると決意した後の登山での墜落死。
切れないザイルが切れた。偶然ではないなら意図的に切れるしかないと考えるのは自然で、美那子は小坂は自殺したのではないかと思い始めました。小坂を良く知る魚津はそれを否定しますが、美那子はやはりどこかで疑いを捨てれませんでした。
とまぁ色々な状況が絡み合って見事な世界観を紡ぎだしていました。
その他に主人公を取り巻く人たちもとても良い。魚津の上司の常盤大作は現代風に言えば萌キャラですね。おっさん萌えという奴です。魚津のよき理解者で偏屈だけど頼りになるおっさん。もうこの人が話すことに妙な説得力がありました。


現代の小説はあまり読んでいませんが、昭和の時代の小説もよい物です。時代が時代だけに登場人物は20代後半の人が多いです。読者層がそうなのでしょうが、見事に自分も当てはまる歳になってきました。
逆に巷では主人公が10代後半のものが流行っています。それについていけないのは当然な流れなのだろう。
どちらが優れているとかはありませんが、小説や物語では独特の世界観を求めているので現実とリンクしたような台詞はあまり好きじゃありません。ネットスラングを多様するとかそんなようなもの。まぁその話の世界が現実と同じような文化が形成されていると考えれば問題はないと考えますけど。
現代の学生事情は推し量れませんが、ラノベなどでいわゆるぼっちが蔓延っているのはオタク文化がここまで表に出てきた事も原因の一つなのじゃないだろうかとも思います。それによって生まれる間柄もあるでしょうが、やはり友達と共に運動したり何か目標を達成するなどを体験したほうが後々良い想い出にもなるし、自身のためにもなるのではないでしょうか。学生なんて失敗しても許される時期なんだし、損得勘定無しでやれるんだからさ。
色々と考えているとやはり人格を形成するのは環境の影響も強いんじゃないかなーと思います。小さい頃から与えられるものを享受し続けると、自分でやらないといけなくなった時に大変な思いをする。ある意味無気力ともいえる状態になり諦めやすくなる。松岡修造ではないけど熱くなれよ!と言われるんじゃないだろうか。
だからラノベでの無気力系主人公が蔓延り、巻き込まれ系な展開がが多く共感される。そうじゃないかもしれないけど、そうだと捉えることもできる。


小説なんて売れたもの勝ちだといわれるとそりゃ商売ですからそうなんですが、それに共感し憧れてしまうのは非常にまずい気がする。現実にはそんな世話を焼いてくれる可愛い女の子もいないし、気さくな唯一無二な親友なんて出てこない。
ラノベなんて全然読んでないからそれは違うと言われても否定できない。けどラノベ原作のアニメ見てるとそう感じる。
氷壁について書いてたつもりだけど話がずれましたが、しばらくは井上靖の作品を読んで行こうと思います。昔を描く小説は現代にも多々ありますが、その時に生きた人の世界観を見ることができるのは嬉しいです。






ジュエルペットハッピネス「なでなでするパカ~!」
高等部のイケメン軍団の一人、浅野先輩とエンジェラに焦点が当たった話でした。
ちありが歩いているとどこからとも無くエンジェラの声が聞こえましたが周りにはいない。浅野先輩が近でゲームをしてたので話しかけると何か焦ったご様子。が、そんなちありを浅野先輩の取り巻きが浅野先輩から引き離します。
浅野先輩は生まれてこの方テストでは常に100点、全国模試は当然のように1位でギターも弾けるしパソコンにも詳しいしチェスも強い。まさに完璧超人ともいえる人で寮長に狙われています。寮長は男です。
取り巻きの代表に素晴らしさを説かれ、ちありは一緒に見守ることになりました。
偶然にその近くの草葉をエンジェラが通りかかり、浅野先輩のゲーム画面に向ける優しい顔と悲しい顔を見てエンジェラもつられて喜んだり悲しくなったりします。エンジェラはそんな浅野先輩の心を撫でたいと言い、悩みます。
悩み事は人と共に解決するのがジュエルペット。今回は世話好きという印象が強いるるか協力の下、相手の心を撫でるためにはまず自分を撫でてもらおうという提案がでました。確かにエンジェラのさわり心地はよさそうです。


一方浅野先輩は今までトップだった全国模試で順位を一つ落とします。それにより理事長に呼ばれ心配されます。人生なんて小さなきっかけで崩れ落ちると幼いながらに悟った発言をしていました。そういやジュエリーナ様って見た目より歳を取っているのだろうか?もしやロリババア・・・・。
落ち込む浅野先輩を励ましたいイケメン軍団とちあり達。協力して浅野先輩をカフェで励ましますが心ここにあらず。早々に立ち去りますが、いつも持っていたゲーム機を置き忘れていきました。何気なくそのゲームを開いてみると・・・。


エンジェラはエンジェラでるるかと共にあの手この手で撫でてもらおう画策しましたがどれも拒否され落ち込んでいました。そんな時エンジェラは一輪の花を見つけ、花が嫌いな人はいないということで魔法を使います。撫でてもらうにはエンジェラ自身が花になることだということで花になり・・・ませんでした。どうやら失敗したようで、何故かキャベツになり大地に根を張り動けなくなりました。
浅野先輩は浅野先輩で、真田先輩の謎の豆知識披露を受けてました。とんかつに何故キャベツがあるのか。それはキャベツに含まれるビタミンUが消化を助けるからだといいます。ここらへんはあんまり覚えてませんが、何か納得した浅野先輩。真田先輩のイケメンな哲学?は今後も続くのかな。
その時ちありにエンジェラが動けなくなったことを知らされその場に駆けつけます。天気が悪くなり雨が降ってきて動けないエンジェラは雨に曝されます。そこへ浅野先輩がやってきて服を掛けてあげました。浅野先輩もやっぱりイケメンだった。
後で駆けつけきたるるかにゲーム機を返されますが、その時にゲームの中身が暴露されました。
そのゲームとは・・・エンジェラを撫でるゲーム。どうやら生き抜きに買ってみたらおおはまりでそのうち本物のエンジェラも撫でてみたいと思っていたけど恥ずかしくてできなかったようです。ちなみにエンジェラを撫でるゲームの撫でたポイントは28億ポイント。一撫で何ポイントかは判りませんが、撫ですぎだろう・・・。成績が落ちた理由も撫ですぎによる腱鞘炎というから酷い話だ。
しかしそのことがばれた今となっては遠慮することはありません。るるかの後押しもあり念願の本物のエンジェラを撫でることができました。
これで心が通じ合ったのか、多分エンジェラと浅野先輩の間に魔法の宝石が生まれました。
魔法の宝石をボックスに収めると、なんと浅野先輩のゲームでのエンジェラを撫でる感覚が本物のそれになったといいます。おい!手触りが本物になるなんてなんて夢のようなことだ!現時にくれよその機能!!!


次回は個性溢れる先輩ジュエルペットの中で埋もれている自分に悩むローサのお話。そういやここ数話はキャラ付けに悩んでいる感じでした。
ついでに浅野先輩の取り巻き代表は花音様だった。全く気がつかなかったぜフゥハーハハ!!